「ソシャゲのやめ方がわからない」
「お金と時間の無駄だしやめたい…」
「やめる方法を知りたい」
なんて思っている方、それらの悩みはこの記事で必ず解決できることをお約束します。
ソーシャルゲームもとい、スマホゲームってやめたくてもなかなかやめられないですよね…。
僕もありましたそういう時期。当時は、最低でも月10万=年120万ぐらいはコンスタントに課金してましたからね。
今振り返るとかなりもったいないことをしていたなと思います。
そんなソシャゲマンだった僕ですが、現在はというとソシャゲには月に1円も課金していません。
なぜやめることができたか。
それはこれから紹介するやめるべき3つの理由に気づいたからです。
そこでこの記事では、私の実体験と根拠を持って論理的にやめ方・やめるべき理由を説明していきます。
ソシャゲをやめる最も効率的な方法
まず、僕の経験上アプリを消すとか通知をオフにするとか、そういう小手先のテクニックではなかなかソシャゲを辞められません。
そもそもそんなこと、みなさんはすでに試していると思うんです。
じゃあどうすればいいのか?
それは、僕がソシャゲをやめられたときに最も効果的だった「ソシャゲに対する価値観や考え方を変える」という方法です。
つまり本記事ではみなさんのソシャゲに対する常識を変えるきっかけとなる考え方を提供します。
やめるべき理由・やめられない理由とその原因を知ることがやめる方法に直結するというわけです。
この点を押さえた上で、早速本題に入っていきましょう。
ソシャゲをやめるべき3つの理由(=ソシャゲのやめ方)
僕がソシャゲをやめるべきだと思う理由は3つです。
- 自分の成長が止まる
- 金銭感覚がバグる
- 実はストレス解消にならない
本当にこの3つにつきます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1:自分の成長が止まる(生産性が皆無)
現在ソシャゲに猛烈にハマっている方に聞きたいんですけど、
ソシャゲをやりこんだ先に何が残りますか?
お金を使う。時間を使う。そして何が残りますか?
そう、ソシャゲをやりこむことで得られるものはなく、ただ失う一方なんです。
もちろん、ソシャゲをやりこめば「ゲームデータ」は強くなります。しかし、それとは引き換えに「自分自身」は何も成長していないんです。
「時間」と「お金」という限りある貴重なリソースを割いて得られるものがなにもないというのは、少々馬鹿げていると感じませんか?
しかし、例外はあります。
以下の2パターンのいずれかに当てはまる人は、ソシャゲをやめなくていい(というかやめないほうがいい)と思いますよ。
【やめなくていい2パターン】
- ソシャゲでお金を稼いでいる人
- ソシャゲで人間関係のコミュニティを築けている人
1に関しては言わずもがな、お金を稼いでいれば生産性がありますからね。やめなくていいと思います。
2に関しては人間関係を築けているということと精神的に生産性があるという点から、生活に支障が出ない程度に課金するのはアリだと思います。
ただ、ソシャゲをしていないと崩れてしまう程度の人間関係なら、1ミリもあなたのためにならないので切り捨てるべきです。
2:金銭感覚がバグる
これはみなさんもすでに実感しているかと思います。
課金額にもよりますけど僕自身の体験を例に挙げると、僕がやっていたソシャゲは1万円でガチャを30連引くことができたんです。
まあもちろん1万円で欲しいキャラが出ることもあれば、5万円でも出ないときもしばしばありました。
ですから、当時は”ソシャゲに関しては”1回につき1万円〜5万円ぐらいは躊躇なく使っていたんです。
一方でビジネス用品や書籍といった自分に対する投資はケチる始末。
「副業のために10万円のノートPCが欲しいけど3万円のものにする」
「2000円のハウツー本が欲しいけど我慢する」
ソシャゲにはバンバンお金を使うくせに、本当に自分のためになることには少しでもお金をケチっていたんです。滑稽ですね……笑
他にも1万円あれば高級焼肉店で2回ぐらい食事できたり、近場ならちょっとした旅行にも行けたりします。
私はこれを自分に問いかけたときに、精神的な幸福度が高いのは前者であると強く実感しました。
加えて旅行や食事といった未知の体験をすることによって、人間としての深みが出ると思ったんです。
「ソシャゲに依存している人」と「いろんな経験を積んで自分磨きをしている人」だったらどちらが魅力的かは一目瞭然ですよね。
もちろんどちらが幸せかは人それぞれだと思いますが、「金銭感覚がおかしくなって無駄なコストを支払う羽目になり、幸せな気持ちになれる貴重な経験を逃すデメリットがある」ということだけは覚えておくべきだと思います。
3:実はストレスの解消にならない
「いやいや、スマホゲームはストレス解消のためにやってるから問題ない」なんて人もいるのではないでしょうか?
実は、科学的観点から言うとスマホゲームは基本的にストレス解消になりません。
世界的に権威のある「米国心理学会」という心理学団体によると、本当にストレスに効果があるのは以下の方法とのこと。
【科学的根拠のあるストレス解消法】
- 読書
- 瞑想
- 音楽
- エクササイズ・スポーツ
- 外で散歩
- マッサージ
- 礼拝
- 身近な人と過ごす
これら以外の、たとえば「酒・ギャンブル・ショッピング・やけ食い」などはほとんどストレス解消効果がないようです。もちろんソシャゲも例外ではありません。
でもこれって、自分の体験からもわかるところがありませんか?
「対戦ゲームをやっていて勝てなくて物に当たる」
「欲しいキャラが当たらなくてイライラ…」
なんて経験をしたことはないでしょうか?
ストレス解消のためにやっているのに実はストレスが溜まる…なんて本末転倒ですからね。
このような考えを持っていた方は、今一度考えを改めてみてはいかがでしょうか。
ソシャゲをやめられない理由と仕組み
最後に、ソシャゲをやめられない理由と仕組みもご紹介します。
これを知るだけでやめるための大きな第一歩になるので、自分に照らし合わせながら考えてみてください。
手軽に承認欲求を満たせるから
おそらくこれが、日本人がソシャゲに熱中する大きな理由の1つだと思います。
まず承認欲求とは、簡単に言えば「誰かから認められたいという欲求のことです。
人によって欲求の強さに差異はあるものの、人間誰しもが持っている普遍的な欲求なんです。
この承認欲求というのが、普段の生活の中ではなかなか満たすことが難しい。
とりわけ日本の社会というのは他人を認めない風潮がありますからね。しかも満たすには時間も労力もかなりかかる。
そこでソシャゲの登場です。ソシャゲは基本的にお金さえかければすぐに強くなれます。時間がかかるといっても1ヶ月もあればだいたいトップレベルにやりこめますよね。
そうするとどうでしょう。SNSなどでゲーム仲間から「すげえ!」などと言われてちやほやされ、普段満たせない承認欲求が満たされていきます。
この承認欲求が満たされたときってすごく気持ちいいんですよ。根源的な、本能的な欲求なので。
だからやめられなくなる。この負のループに陥ると抜け出すのが大変です。
負のループを抜け出すための解決策はたった一つ。とても簡単です。
それは、承認欲求が満たされるのは「一時的なもの」と気づくこと・自覚することです。
なんせそのゲームデータがなくなれば、満たされない自分へと元通りになってしまうのですから。
サンクコスト(埋没費用)にとらわれている
経済学でよく使われる用語に、サンクコスト(埋没費用)というものがあります。
厳密には異なりますが、これは一旦「もう回収不可能なコスト」という意味で捉えてください。
つまり、ソシャゲにおける「サンクコスト」は 「今までの課金額」「ソシャゲに費やしてきた時間」などを指します。
ソシャゲにハマっている人はこのサンクコストにとらわれている人があまりにも多いです。
「あと一回ガチャを引けば出るかも…」
「今までこれだけやったからもったいないし続けよう」
これらすべて、サンクコストにとらわれたことによる弊害です。
そのお金を使えば「恋人の誕生日をもっと豪華にできた」のに、その時間を使えば「副業で将来のための収入を得られた」のに、そういったことが考えられない。
サンクコストのせいでそれらが軽視されてしまうのです。
本当は【ソシャゲを断つことによって生まれる「お金」と「時間」(+要素)】と【ソシャゲをやめないことによる損失(−要素)】も考えるべきなのに、戻ってこないサンクコストばかり考える。
この考えから抜け出すには、「ソシャゲから得られているもの」と「ソシャゲで失っているもの」をノートに書き出すのが効果的です。
冷静に、その書き出したノートを見つめ続けてください。
そうすると何も得ていないことと、どれだけのものを失っているかということに気づくはずです。
あなたはこれからどうしますか?
いかがですか?
これらの理由に少なからず心当たりがあったんじゃないでしょうか。
自分がやめられない理由を知ることで、客観的に・論理的に自分の現状を見つめ直すことができます。そしてそれが、ソシャゲをやめる行動につながります。
自分はこういう理由でソシャゲにハマっている、
- だからいいんだ
- だから直したい
あなたはどちらですか?
もし2であれば、その理由に対して何らかのアプローチをするべきではないでしょうか。
動くのは「明日から」ではなく、「今から」。
ソシャゲは悪ではないがやめたほうがいい
今回言いたかったのはソシャゲが「悪」ということではありません。
あくまで「やめたほうがいい理由(やめるヒント)があるからそれを提示するよ」というスタンスです。実際どうするかは各々の自由ですからね。
しかし、以前の僕のようにソシャゲをやめたいと思っている人は、この記事を何度も何度も読み返してみてください。
必ず価値観が変わります。そして価値観が変われば行動が変わります。
この記事を読んだ方全員が、自分で納得できるソシャゲライフを送れるように祈っています。